ドックベストセメント治療と3Mix法の違い

ドックベストセメント治療
3Mix法

ドックベストセメントは、主成分によって、虫歯菌を殺菌する点で3Mix法と治療内容が似ていますが、3Mix法と比べて優れている点もいくつかあります。 

ドックベストセメントは硬く固まります

3Mix法は薬剤をペースト状にして使用しますが、元々固まる性質が無いため、固まりません。このため、蓋をしっかりしないと、ペーストが流れ出してしまう可能性があります。
ドックベストセメントは、元々歯科用の接着剤(セメント)なので硬く固まり、流れてしまうことがありません。

ドックベストセメント治療は殺菌力がずっと続きます

3Mix法は、薬剤を混ぜてからの殺菌効果が24時間しかありません。3Mix法の場合、蓋を完全にすることによって、24時間の殺菌力でも有効に働きますが、蓋が完全に出来ないと殺菌効果は下がってしまいます。

これに比べてドックベストセメントは、ドックベストセメントの鉄(Fe)イオンと銅(Cu)イオンのコンビネーションによる殺菌力が永遠に出続けるため、殺菌力が永続的に続きます。

ドックベストセメント治療の材料は天然ミネラル

3Mix法※は、抗生物質のため、人によってはアレルギーなどの可能性が完全に無いとは言えず、また妊娠中は使用できません。

それに比べてドックベストセメントは、銅やリン酸、亜鉛など、天然ミネラルを主成分にしているため、副作用などの危険はありませんので、妊娠中の使用も可能です。

※3Mix法の副作用についての報告は、現在までの所ほとんどありません。 

ドックベストセメント治療は治療回数が少ない

3Mix法は、薬剤に光を当てると、殺菌効果が落ちるため、薬剤を入れた当日にプラスチックなど、光を当てて固める詰め物は出来ません。
ドックベストセメントは、光での殺菌力の劣化はありませんので、3Mix法に比べて治療回数が少なく出来る場合があります。

ドックベストセメント治療は、治療方法が簡単

3Mix法は、蓋の密閉性など、歯科医師の治療技術で、効果に差が出る可能性があります。
ドックベストセメント治療は、扱いが比較的簡単なため、歯科医師の技術レベルでの差はあまり出ません。
※歯の状態や症状などによって、ドックベストセメント治療が適応できない場合もありえます。