ドックベストセメント治療の治療手順について、図説でのご説明
普通、虫歯治療では、虫歯菌に感染してしまった歯質(軟化象牙質)を完全に除去しますが、ドックベストセメント治療では、軟化象牙質(虫歯)を完全に除去すると神経が出てしまう時、この感染してしまっている軟化象牙質(虫歯)を完全に除去しないで、意図的に残します。
※下の図茶色の部分
ドックベストセメント治療前
残った軟化象牙質(図:M)の表面を、プラズマレーザーとパーフェクトペリオと呼ばれる虫歯菌と歯周病菌をほぼ完全に殺菌する殺菌水で殺菌洗浄した後、ドックベストセメントの殺菌成分を歯の内部に浸透しやすくするコーパライトという薬液と、ドックベストセメントの粉を混ぜ合わせた薬液(図:C)を塗り、その上からドックベストセメント(図:D)で封鎖します。
ドックベストセメント治療中
その後、ドックベストセメントを残したまま、通常の詰め物(図の青い部分)をして、治療は完了します。
そして、ドックベストセメント(右図黄色とピンクの部分)の鉄(Fe)イオンと銅(Cu)イオンのコンビネーションによる殺菌力は、ドックベストセメントが入っている間は持続しますので、虫歯の再発も抑えられます。
ドックベストセメント治療後